波長コンバイナー(コリメートLED光源用)
Mightex社のコリメート光源と使用する波長コンバイナーを提供しています。このコンバイナー内部にはダイクロイックミラーを内蔵しており、2種類の光源をこのコンバイナーで接続することで波長を合成して出力することが可能です。純正のLEDコントローラーを使用することで各波長のON/OFF、調光が可能なため波長バランスの調整も可能となります。
また各社顕微鏡に接続するためのアダプターもご用意しているため、顕微鏡励起光源としてもご使用いただくことが可能となります。
図面:
Mechanical drawing for Beam Combiner for LED Collimator Sources (.pdf file, 68Kb)
3D CAD drawing for Beam Combiners for LED Collimator Sources (.stp file, 1.8MB)
特徴
- 複数LED光源を混合可能
- 高効率のダイクロイックスプリッター
- 顕微鏡用アダプター装着可能
アプリケーション
- 分光分析
- 励起蛍光
- 顕微鏡照明
製品情報
型番 | 反射ポート | 反射率(%R) | 透過ポート | 透過率(%T) |
---|---|---|---|---|
LCS-BC25-0350 | 255-325nm | >95 | 365-780nm | >95 |
LCS-BC25-0365 | 255-340nm | >95 | 380-505nm | >95 |
LCS-BC25-0375 | 325-365nm | >95 | 380-950nm | >95 |
LCS-BC25-0390 | 365-375nm | >95 | 400-500nm | >95 |
LCS-BC25-0400 | 340-385nm | >95 | 455-940nm | >95 |
LCS-BC25-0409 | 340-400nm | >95 | 415-940nm | >95 |
LCS-BC25-0410 | 365-400nm | >95 | 420-850nm | >95 |
LCS-BC25-0425 | 365-415nm | >95 | 455-850nm | >95 |
LCS-BC25-0435 | 325-425nm | >95 | 455-850nm | >95 |
LCS-BC25-0440 | 365-425nm | >95 | 470-740nm | >95 |
LCS-BC25-0460 | 400-425nm | >95 | 470-657nm | >95 |
LCS-BC25-0480 | 340-470nm | >95 | 505-850nm | >95 |
LCS-BC25-0505 | 420-470nm | >95 | 530-740nm | >95 |
LCS-BC25-0506 | 340-490nm | >95 | 530-940nm | >95 |
LCS-BC25-0515 | 365-505nm | >95 | 530-850nm | >95 |
LCS-BC25-0520 | 455-505nm | >95 | 590-740nm | >95 |
LCS-BC25-0550 | 365-530nm | >95 | 590-850nm | >95 |
LCS-BC25-0560 | 470-530nm | >95 | 590-740nm | >95 |
LCS-BC25-0595 | 505-530nm | >95 | 617-850nm | >95 |
LCS-BC25-0605 | 365-590nm | >95 | 617-850nm | >95 |
LCS-BC25-0635 | 470-625nm | >95 | 657-940nm | >95 |
LCS-BC25-0660 | 590-630nm | >95 | 680-850nm | >95 |
LCS-BC25-0685 | 590-657nm | >95 | 700-850nm | >95 |
LCS-BC25-0700 | 530-680nm | >95 | 720-810nm | >95 |
LCS-BC25-0760 | 455-740nm | >95 | 780-980nm | >95 |
LCS-BC25-0800 | 455-780nm | >95 | 850-980nm | >95 |
LCS-BC25-0810 | 740, 780nm | >95 | 850, 940, 980nm | >95 |
LCS-BC25-0875 | 350-850nm | >95 | 940-1600 nm | >95 |
LCS-BC25-0000 | 400-657nm, white | 〜50 | 400-657nm, white | 〜50 |
LCS-BC25-0001 | 340-940nm, white | 〜50 | 340-940nm, white | 〜50 |
LCS-BC25-0002 | 250-450nm | 〜50 | 250-450nm | 〜50 |
LCS-BC25-0070 | 450-657nm, white | 〜30 | 400-657nm, white | 〜70 |
LCS-BC25-9999 | ホルダーのみ | N/A | ホルダーのみ | N/A |
1.出射口の直径。型番のxxに数字が置き換えられます。 2. Type-AとType-Bは異なる形状をしています。 Type-Aは冷却ファンを内蔵していません。Type-Bは冷却ファンを内蔵しています。Type-BのLEDコントローラーを注文する際はAC/DCアダプターを標準の12Vから24Vにアップグレードする必要があります。 特定のコントローラーではType-AとType-Bを同じコントローラーで駆動することは推奨されておりません。 注文前にコントローラーのスペックを確認してください。 3. 製造工程および温度および電流などの使用環境によって実際の出力は上下する可能性があります。スペックはガイドライン通り使用された際に想定される数値です。
オプション
光学フィルターの装着
波長コンバイナーの各ポートにはφ1"もしくはφ25mmの光学フィルターを装着可能です。狭帯域フィルターを装着することでより波長純度の高い光を使用することができます。
使用方法
LEDコンバイナーは2種類の接続方法で使用可能です。
(1)ストレート
全てのLEDは直列で接続されます。そのため出射口に近いLEDと遠いLEDの光路が大きく異なる構成となります。
(2)イコールパス
各LEDを並列的に接続します。この接続方法では全てのLEDと出射口の光路は同等となります。
(1)ストレート接続方法(直列)
手順1
アプリケーションに合わせて使用したい波長、出力のLED光源を選択します。現在は22mm径のコリメート光源が直接波長コンバイナーへ接続可能です。11mm径のコリメート光源に関しては純正のアダプターを使用することにより接続が可能となります。
低出力の光源(5W以下)はType-Aの筐体、高出力の光源は(7W以上)はType-Bの筐体(空冷ファン付き)となります。
手順2
使用するLED光源を波長の長い物から短い物へ並べます。以下のLEDを例として選出します。
1. LED#1, 740nm, 1W, Type-A;
2. LED#2, 590nm, 10W, Type-B;
3. LED#3, 530nm, 15W, Type-B; and
4. LED#4, 470nm, 5W, Type-A.
手順3
LED#1とLED#2(長波長の2つ)を適した波長コンバイナーを使用し接続します。
今回の例ではLCS-BC25-0660 (or LCS-BC25-0685)を使用し、LED#1(740nm)とLED#2(590nm)を接続します。
以下が参考図となります。
手順4
2つ目の波長コンバイナーを選択し、LED#3(530nm)を接続します。コネクティングプレート(P/N: ACC-BC25-CP-01/02/03)を使用し2つの波長コンバイナーを接続します。今回の例ではLED#3(530nm)を波長コンバイナーLCS-BC25-0560で接続します。以下参考図となります。
手順5
LED#4(470nm)を3つ目の波長コンバイナーを使用し接続します。2つ目のコネクティングプレートで波長コンバイナー同士を接続します。
今回の例ではLED#4(470nm)を接続するためにLCS-BC25-0505を使用します。以下参考図となります。
4種類のLED光源が波長コンバイナーによって接続された状態となります。
以下のステップはオプションとなります。
手順6(オプション)
(a)光源を顕微鏡へ接続する場合
上記ステップで構成した多波長合成光源を顕微鏡アダプターを使用し接続します。
(b)光源にライトガイドを接続する場合
上記ステップで構成した多波長合成光源にライトガイドアダプターを使用しライトガイドを接続します。
(2)イコールパス接続方法(並列)
手順1
アプリケーションに合わせて使用したい波長、出力のLED光源を選択します。現在は22mm径のコリメート光源が直接波長コンバイナーへ接続可能です。11mm径のコリメート光源に関しては純正のアダプターを使用することにより接続が可能となります。
低出力の光源(5W以下)はType-Aの筐体、高出力の光源は(7W以上)はType-Bの筐体(空冷ファン付き)となります。
手順2
使用するLED光源を波長の長い物から短い物へ並べます。以下のLEDを例として選出します。
1. LED#1, 740nm, 1W, Type-A;
2. LED#2, 590nm, 10W, Type-B;
3. LED#3, 530nm, 15W, Type-B; and
4. LED#4, 470nm, 5W, Type-A.
LED#1とLED#2をグループ1、LED#3とLED#4をグループ2としてグループ分けします。
手順3
グループ1のLEDを適した波長コンバイナーを使用し接続します。
本例ではLCS-BC25-0660 (or LCS-BC25-0685)を使用します。
以下参考図となります。
グループ1と同様にグループ2のLEDを波長コンバイナーを使用し接続します。今回の例ではLCS-BC25-0515 (or LCS-BC25-0495)を使用します。
手順4
3つ目の波長コンバイナーを使用してグループ1とグループ2を接続します。今回の例ではLCS-BC25-0550を使用します。
以下参考図となります。